帝王切開の日の地獄の夜が明け、朝7時ごろ看護師さんが来て、足についていた血栓防止ポンプが外されました!
それから体を起こして、ベッドの上で歯磨き&濡れタオル顔を拭くことができました。
なんだか、生き返った気分。
上体を起こしたまま9時ごろまでウトウトして過ごしました。
朝の9時頃、日勤の看護師さんが来て血圧や体温の計測。
まだこの時点では尿の管が入ったままだったので
新生児室にいる息子を見に行くこともできなかったのですが、
お部屋に来る看護師さんが毎回「赤ちゃん可愛いよ~」とか「さっきちょっと泣いてたよ」とか教えてくれました。
それから、飲み薬の痛み止めを処方してもらいました。
本当は、座薬でよく効く痛み止めがあって、
帝王切開後の人にはそれがよく処方されるらしいですが
ロキソニン系なので喘息の持病がある私は使えず…。
でも飲み薬は結局あまり効かずに、傷はめちゃくちゃ痛かったです。
でもどの程度の痛みまで我慢しなきゃいけないのかわからずに
ひたすらベッドで耐えていたら、痛すぎて顔色が悪くなってたらしく
看護師さんが点滴の痛み止めをしましょうと提案してくれました。
点滴をするとかなり痛みはラクになりました。(と言っても、まだかなり痛いですけどね!)
朝の時点で、
「今日の午後には尿の管も外れるので、それからどんどん動いていきましょう」
「それまではベッドで座ってみたりしていいですからね」と言われていたので
痛みがラクになったタイミングで、試しにベッドのふちに座ってみました。
痛みが点滴前よりはマシとはいえ、まだまだ痛いので
座ったはいいけど痛すぎてもとに戻れない…
仕方ないのでそのままお昼ご飯の時間まで座ってました。笑
そして、久しぶりの食事。
帝王切開前日の21時から絶食していたので1日半ぶりです。
一気に食べました。
食事が終わったら尿の管を外してもらい、歩行開始。
いやー、めちゃくちゃ痛かったです。
まずは看護師さんの付き添いのもとトイレに行くのですが
ヒィヒィ言いながら、すり足でチビチビと歩いていきました。
歩いたといっても個室なので、トイレはほんの数歩先にあるんですけどね。
ものすごく遠く感じました。
トイレについてからも座る、立つの動作が痛くて痛くて…。
歯を食いしばって息も絶え絶えになりながらなんとかベッドに戻りました。
午後は、夫と私の家族が面会に来たので、お部屋に息子が決ました。
前日は本当に産まれたて!って感じでしたが、
このときには、すでに赤ちゃん!って感じになっていました。
うん、可愛い。
可愛いけれど、自分の子という実感はあまりなく、
ただ可愛い赤ちゃんがいる、って感じ。
寝ていた赤ちゃんが起きてたので授乳してみましょうということになり
助産師さんが教えてくれるのですが、スパルタ!
赤ちゃんも初心者、私も初心者。
助産師さんに無理やり押さえつけられてるような感じではありますが
なんとか、ほんの数回ちゃんと吸ってくれました。
後で知ったのですが、母乳で育てたいと思っている場合
出産後できるだけ早い段階で赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことは
結構重要みたいです。
(時間が経つと母乳の分泌が止まってしまう)
このときは、なんでこんなにスパルタなんだろう。
赤ちゃんも苦しそうだし、かわいそう…と思っていましたが、
助産師さんには助産師さんなりの考えとか理由があってのスパルタだったのかなと
今になって思います。
そして その日の夜、夫と連絡を取る中で息子の名前が決定しました!
私が切迫早産で入院中に挙げた10個ほどの候補の中で、
当初から夫が一番気に入ってくれていた名前です。
名前は子どもへの最初のプレゼント。
夫婦ふたりの想いのこもった良い名前になったと思います。